巷では倍速で映画などを見る子が”若者”の一般的であるかのように取り上げられたりしている。
しかし本当にそうだろうか?そういう人もいる、という切り抜きではないだろうか。
しかし、よく聞いてみると他人に批判されるから感想が言えないらしい。それは批判をネットでされるから”SNSに挙げられない”とも取れるし、口コミを大切にしている部分もあるらしいのだが・・・
あとは説明されないと思考停止になるタイプもいるそうだ。
で、この倍速派の人たちは会話していない部分全ては”意味がないシーン”と認識するらしい。
なので鬼滅の刃の炭治郎があんなに状況を喋っていたらしい。との意見を聞いて妙に納得。
実は鬼滅の刃を一旦離脱した理由がここなのだ。
剣術など習得して蜘蛛家族のシーズンで一度離脱している。それは何故か?
喋り過ぎじゃねーかと
大体武道とかは間合いってもんがあるから、ジリジリしている時があるだろう。
その喋るセリフは本作でしっかりあるようだが、アニメでも一つ残らず喋っているようだが…
今まで戦闘するような漫画って間とか、どれくらい相手が早かったとか絵で表現されていたと思う。風が吹いたり、ゴクリと喉を鳴らしたり、震えたり…
そう思っていたので、説明する漫画は画力が無いか、セリフで畳み掛ける感じなのかと思っていたのだ。
喋っていないと意味ない→早送り になればこの間合いの緊張感なんてすっ飛ばされている。
緊張感を一語一句頭で考えている人は、現実に強い人にはいない気がする。(そのための訓練なのだから)
一語一句考えていたら弱いだろう。判断も遅くなる。
倍速で見る”若者”は情報だけを集めているという解釈もあるが、あえて言いたい。
味わっていなさすぎる。
彼らはきっとエヴァンゲリオンのシンジくんが綾波レイと無言のエレベーターのシーンだって何も思わないし、ハンターハンターの初期のキルアのシーンだって分からないだろうし
ブルース・リーの"Don't think, Feel!"考えるな、感じろ!だって分からないはずだ。
いつ・だれと・どんな経験体験・それについてどう感じたか そんな話が出来ないのは悲しいではないか。
数をこなす事ではなく、質を感じて欲しい。
喋り倒すことが全てではないことをいい作品を見て感じて欲しいと思ったこの頃。